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サテンステッカーのゲストパス以外の使い道

ステッカー印刷の中にひっそりといるサテンステッカー。素材が特殊なのであまり馴染みがないかもしれません。サテンの注文のうち、ほとんどがイベントにおけるスタッフパスやゲストパスのデザインです。服に貼る用途が多い分、そうなってしまうのは当たり前かもしれません。ですが、サテンの質感や独特な光沢はとても魅力的で、ゲストパスの用途だけにとどめておくにはもったいない気がします。そこで、サテンで様々な用途のステッカーを作ってみました。

作ってみてわかったのですが、素材自体に他と違った魅力がある分、ちょっと難点もあります。そのため通常よりも記事が長くなってしまいました。
なのでサテンステッカーについては2記事にわたってご紹介させていただきます。

今回はグッズとしてのステッカーと梱包用ラベルの2種類をご紹介します。

年々増えてきている布製ステッカー

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ここ最近、アーティストグッズに布製ステッカーやゲストパスをパロディ化したステッカーが増えてきています。今まではフィルム素材のステッカーが主流だったので、ちょっと変わったステッカーとして人気が上がっています。

しかしサテンは紙やフィルムと違い表面の目が荒く滲みやすい上、色も正直なところ精細な表現は難しいため、細かいイラストや写真では注意が必要です。

サテン自体の色味が真っ白というよりは少し濁った色をしており、インクの色味は他の紙種と比べて薄く出力されるのが特徴です。そのため、画面上で見ているよりも鮮やかに数値調整すると色味がちょうどよくなります。デジタの無料サンプルを持っている方は、その中にサテンのカラーチャートを印刷したものも入っているので、実際に数値と見比べてみてデータ制作の参考にしてください。

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ここまでの説明ですと、滲むことのデメリットが多く感じるかもしれません。ですが、滲むことを念頭に入れておくと作りやすくなると思います。
例えばこちらのステッカーでいうと文字の部分を筆で書いたようにするため、かなり細かく作っています。これを通常の紙に印刷するとパキッとした感じになりますが、サテンではこの境界線が滲むので隣り合う色が馴染んでくれます。

サテンに限らず、こうした”素材の特徴”を生かしたデザインをすると仕上がりの魅力がグンと上がります。

サテンは加工の工程上、台紙がはみ出した状態の納品形態になります。グッズとして販売や配布するのであれば1枚ずつに分けられた「1枚四角カット」を納品形態の選択時にお選びください。

また、サテンは屋外用途で使っても問題ありませんが、元々長期的な使用を想定した素材ではないため、使っているうちに端から繊維がほつれてくることがあります。素材の特性上、防ぎようがないため予めご了承ください。

他とは違った触り心地の梱包用ラベル

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次に梱包用ラベルを紹介します。こちらは実際に印刷のKOKOROMIの第一弾において郵送用のレターパックに使用しました。
紙のコートボールと布のサテンという異なる素材の組み合わせで見ても触っても楽しめるようになっています。それぞれの質感や光沢にかなり差があるのでより際立っています。

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オプションでハーフカットを追加し、「1」の部分を抜いてコートボールが見えるようにしました。こうすることで奥行きが出て、同じ白色同士の組み合わせでも立体感がでます。
マルチシールとは異なる、中を抜くハーフカットは細かすぎると不備データになってしまったり、貼るのも難しくなります。なので、パス数を極力減らしたり鋭利な角度を使わないようにしてください。今回スタッフが梱包作業で貼る際にも、よれないように貼るのに大変苦労しました。抜きの部分も小さくしたら、さらに貼りやすくなるかもしれません。

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インクの濃度にもさらに注意が必要で、特にKの100%が滲みやすくなっています。全体的に線が太ってしまうため、画数の多い漢字はもちろん、細かいものを印刷するには少し不向きです。
今回のラベルではKを90%にして極力黒を保ちつつ、滲みを抑えています。色味は若干薄くなってしまいますが、QRコードも読み取れる程度に抑えられます。
QRコードは文字数によってセルサイズが変わるので、出来る限りシンプルかつ少ない文字数でセルサイズが大きくなるようにすると読み取りやすくなります。デジタではQRコードやバーコードの読み取り確認は行っていないため、心配な方は1枚のみのテスト注文をオススメします。



実物を見たい方は印刷のKOKOROMIにて無料配布しているので、ぜひ下記のSTORESからご注文ください。

受注期間が2月28日までで、数に限りがございます。
なくなり次第受付終了となりますので、お早めにご注文ください。


また印刷通販デジタのClubhouse配信を2月24日に行います。
正午〜13時と15時〜16時の2回配信します。印刷のKOKOROMIやデジタのアイテムの魅力などを、企画部のメンバーでお話しします。
1時間ほどの配信を予定しているので、ラジオ感覚でぜひ聞いてみてください。
質問やメンバーに聞きたいことがあれば、ルームで手を挙げてもらっても構いません!私たちにできる限りお答えします。
もし、手をあげたいけれど声を出せない環境であったり、ちょっと恥ずかしい方は #印刷のKOKOROMI のハッシュタグをつけてツイートしていただければ拾ってお答えします。



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