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初めてのシール・ステッカー作成!入稿データの注意点と覚えておきたい紙選び(前編)

シール・ステッカー

初心者にはハードルの高いネット印刷

家庭用プリンターや専用用紙が豊富になり、書類印刷やはがき印刷から、アイロンプリント、シール、ステッカーなど、様々なものが印刷できるようになりました。しかし、家庭用プリンターでは品質の限界があるもの。特に、シールやステッカーの自作は手間がかかる上に、なかなか思い通りの出来栄えにならないケースが多くあります。そんな時に利用したいのがネット印刷です。
ネット印刷は、品質の高さはもちろん、紙種やオプションも多く、使う場所やイメージによって様々なものが作れます。ですが、その選択肢の多さや入稿データ作成の不安から、なかなか利用できない、という方の声を良く聞きます。そこで今回は、シール・ステッカーを年間2億枚以上印刷しているネット印刷デジタの通販事業部部長 藤原さんと、企画事業部部長 鵜飼さんに、初めてネット印刷を利用する際に良くあるミスを中心にお話を伺いました。前後編2回に分けてご紹介します。

意外と多いデータ不備。
よりスムーズにネット印刷を利用するには?

―まずお二人の管轄している部門は、どういったお仕事をしているのでしょう?

鵜飼:
企画開発事業部は、主に印刷通販サイトの制作や新商品、新サービスの開発を担当しています。
藤原:
通販事業部はカスタマーサポートの部隊です。お客様からのお問い合わせの応対、入稿データのチェック、サイトにない規格外の見積もりにも対応しています。

―どちらもお客様にとても近い部門ですね。早速ですが、ネット印刷は初心者には難しいと感じられる点が多いように思うのですが、いかがですか?

鵜飼:
データの作り方に引っかかる人は多そうですよね。
藤原:
そうですね、データ入稿という部分でハードルが高いようです。

ーデジタの主力がシールステッカーだと、ふつうの紙印刷とデータの作り方も違うことが多いように思います。実際に、ネット印刷初心者のお客様の入稿データはいかがですか?

藤原:
スムーズに入稿完結できないお客さんが多いですね。データに何らかの不備があるお客様は、注文件数の実に73%に及びます。一番多いのがカットラインの作成での不備です。
鵜飼:
すごい件数ですね

ーその「カットライン」が理解されづらい原因は何なのでしょうか?

鵜飼:
カットラインというのはそもそも紙を切る位置、仕上がりのラインです。名刺やチラシなどが身近にある印刷物の代表的なものだと思いますが、だいたいは四角形なんですね。四角く切られているものなんです。でも、シールやステッカーは四角だけじゃない。自由な形で作れるというところで、カットラインが付いて回るんです。ここがなかなか理解しづらいところかと思います。
藤原:
カットライン自体が造語なので、ピンとこないんじゃないかと思います。普段からイラストレーターを使ってる方ですら、カットラインて何?という質問があるくらいですから。
鵜飼:
名刺やチラシなら、「デザインしたら終わり」と思う方が大半だと思います。デザインをしたあとにカットをする位置の指示をしなければいけない、というところが抜けてしまうんですね。
藤原:
そうそう。

ー複雑な形でも、デザインの外側の形で印刷会社が勝手に切ってくれると思われてしまうのですね。

鵜飼:
そうですね。印刷会社がやってくれると勘違いされている方もいます。シールやステッカーは特に、完成図というのが必ずしも台紙にそったものではなかったりします。一枚で完結するものもあれば、大きな台紙に何枚も違う形が配置されているとか、様々です。そのあたり、イメージするのが難しかもしれないです。
藤原:
カスタマーサポートでは、カットラインの不備をご連絡するときには、仕上がりの位置、断裁される場所、など言い方を変えてご案内するようにしてます。まずここから分かってもらうのが大切ですから。

ーカットラインの話はよくわかりましたが、カットライン以外でデータ作成時に気をつけることはありますか?

藤原:
カスタマーサポートでは主な不備内容というものをまとめているんですが、カットラインの不備の次に多いのが、注文サイズとデータのサイズの相違です。例えば、サイトで8センチ四方の四角形で注文をしたのに、データは4センチ四方とか、大きく違っていることがあります。

ーこれもやはり慣れていない人がやってしまいがちなミスですか?

藤原:
いや、これは適当に入れてくる人ですね。
鵜飼:
はははは(笑)
藤原:
デジタに慣れていると、カスタマーが「サイズ違うんで直しときますね」って対応するのがわかっているので……という人も中にはいるかもしれませんね。あとは、注文時に自分でサイズ入力をする人と、価格表のサイズ一覧からクリックする人がいるので、そのあたりも影響してるかもしれません。

ー適当にデータ入れてくる人ってわかるものなのでしょうか?

藤原:
なんとなくですけれど、わかりますよ。急いでたんだな、とか。
鵜飼:
きちっとしたデータの方が全てにおいてスムーズですよね。
藤原:
そうですね。
鵜飼:
面積といえば、マルチステッカーなんかは難しいですよね。一枚一枚の絵柄の面積かと勘違いしてしまう人もいるかもしれません。一番外の切る部分で面積を図って、その中にオプションとして入れるという形なので。

一枚の紙に複数のシールが入っている「マルチステッカー」

ーよくあるシールの形ですよね。初心者だと一つ一つサイズをはかって価格を出した上で、まとめたいと思うかもしれないですね。こういった細々とした疑問点は、どこで調べればいいのでしょうか?

鵜飼:
それはもう、テクニカルガイドを見てもらうのが一番です。今の話、1枚の台紙にたくさんとか、形で台紙ごとカットとか、カットパスとか、制作のことが全部書いてあります。ただ、情報量が多く複雑なので読むのが大変かもしれません。それでも大事なことは全部ここにありますので頑張って読んでいただいて……。
藤原:
読んでもわからないところは、カスタマーサポートにお電話いただければ対応しますので大丈夫です。あとは企画部門にお願いしたいこともあって……。
鵜飼:
なんですか(笑)
藤原:
動画コンテンツでわかりやすく解説できるようなものがあったらいいと思いますね。
鵜飼:
あー、そうですね。わかりやすいですね。サイトもどんどん改善していきたいですね。

ーでは、データの作り方については、テクニカルガイドを一通り読むこと。わからなければカスタマーサポートに電話して、理解した上でちゃんとデータを作ることが大切だよ。ということですね。

藤原:
そうです。データに不備がなければ、何度もやり取りをしたりすることなく、希望の納期どおりに、デザイン通りの商品が出来上がります。
鵜飼:
読みづらい部分もあるかと思いますので、こちらも改良していきますが、とにかく一度読んで、入稿データについて理解してもらえたらと思います。
藤原:
データを作ることがどうしても複雑でハードルが高い場合は、デザインシミュレーターを使っていただいてもいいと思います。サイズや形に制限はありますけど、簡単でわかりやすいですよ。
…後編へ続く