オリジナルグッズにも使えるおしゃれフォント
ショップ名のシールや英字プリントTシャツなど、グッズのデザインとしてもよく使われるフォント。
しかしオリジナルグッズを作りたい方にとって、フォント数が多くて選ぶのも苦労すると思います。
そこでこの記事では、フォントの種類とあわせてオリジナルグッズにも使えるおしゃれフォントをご紹介します。
フォントの種類
フォントには下記の7種類のカテゴリがあるので、カテゴリで絞り込むと見つけやすいです。
1.明朝体
明朝体とは漢字や仮名の書体の一種で、トメ、ハネ、ハライといった書の要素があります。また、縦横の線に強弱があります。
文字の形を判別しやすく可読性に優れているため、新聞、書籍、教科書などの本文に多く使われています。
■王道中の王道『筑紫明朝』
読みやすさと美しさを兼ね備えており、明朝体の魅力を極めたフォント。
活字のような滲みがデザインに品を与えます。筑紫書体の太さの展開も広く、筑紫書体シリーズにはゴシック体もあります。
■上品で独特な雰囲気を演出『マティスえれがんと』
ミュージカル調の字幕や吹き出しに使えそうなフォント。
文字の先に丸いエレガントな装飾があります。 装飾はひらがなとカタカナ限定ですが、組み合わせる漢字は明朝体と相性が良いです。
2.ゴシック体
ゴシック体とは線の太さが一定で、装飾のないフォントです。
先端や角が角張っているものを「角ゴシック」、丸いものを「丸ゴシック」と言います。
視認性が高いため、見出しなどに向いています。
■「読みやすさ」に勝るものなし『UD角ゴ』
読み間違いがないように、文字の形が分かりやすいフォント。例えば、小さいものだと内容表示ラベル。大きいものだと遠くから見る看板やサインに向いています。
UDとはUniversal Designe(ユニバーサルデザイン)の略です。
3.筆書体
筆書体とは、筆で書いた文字をもとに作られた書体です。
ハネ、ハライがあり、さらに明朝体より筆で書いたような特有の勢いのあるストロークや柔らかさなどがあります。
■ど迫力の毛筆書体『新豪龍』
豪快な毛筆の動きを再現したフォント。 筆のかすれが特徴的で細部にまで力が入っているのが分かります。
和風・中華風なデザインにもってこいです。
■毛筆よりも硬筆派『クレー』
筆ではなく、鉛筆やペンで書かれたようなフォント。 ゴシック体とも明朝体とも言い切れない手書きの独特な雰囲気が特徴です。
整えられた明朝体よりも、手書きのような温もりがある書体のためメッセージを伝えたいときに向いています。
4.デザイン書体
デザイン書体とは、明朝体やゴシック体などの書体カテゴリに属さない書体です。
さまざまなイメージや用途を想定して作られており、特徴もそのフォントごとにまったく異なります。
■ゲーム風デザインなら最強『ドットゴシック12』
なめらかな線で作られたフォントと違い、点の集合で構成されたビットマップフォント。
ワープロや昔の電子機器のモニターで使用されていました。
■モダンな感じがたまらない『解星オプティ』
明朝体の特徴であるウロコやハライが丸くなってかわいいフォント。
カジュアルなデザインや「丸ゴシックよりも可愛すぎず、綺麗な印象も残したい」ときに使ってみてください。
5.セリフ体
セリフ体とは、文字の先端にセリフと呼ばれる装飾がついている欧文書体です。
明朝体と同様に縦横の線に強弱があるため可読性が高いです。
■エレガントで美しい『playfair』
18世紀の書体の影響を受けている伝統的なセリフ体フォント。
タイトルや見出しをおしゃれな印象に仕上げます。
■やわらかくて可愛らしさがある『Alice』
不思議な国のアリスを執筆したことで有名なルイス・キャロルの小説にインスピレーションを受けてデザインされたフォント。
可愛らしい童話モチーフのデザインにぴったりです。
6.サンセリフ体
サンセリフ体とは、文字の先端に装飾(セリフ)がない欧文書体です。「サン」とはフランス語で「無い」という意味で「セリフがない書体」を表しています。
サンセリフ体はゴシック体と同じフォントです。ゴシック体を日本語書体、サンセリフ体を欧文書体で分けて紹介しています。
■レトロな欧文フォントならこれ!『Notable』
スタイリッシュさの中にレトロ感があるフォント。
アメリカの紙幣に使用されている文字形状を参考に作られました。
■ジオメトリックで未来的『Orbitron』
幾何学的なサンセリフ体のフォント。
SF作品やデジタルイメージ、トレンドのY2Kデザインに使ってみてほしいフォントです。
7.スクリプト体
スクリプト体とは、日本語では筆記体とも呼ばれる手書き文字がベースの書体全般を指します。日本においては可読性が低くなりがちのため、手書き風や装飾の意味合いで使用されます。
■エレガントな雰囲気『Great Vibes』
大文字がエレガントな円を描いているフォント。
おしゃれに演出できるため、ホリデーデザインとの相性が良いです。
■丸みあってかわいい『Sacramento』
線に丸みがあり、かわいい手書き風筆記体フォント。
筆圧を感じない線の太さで、線が均一に揃っていて美しいです。
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一部有料フォント(fontworks)もありますが、印刷通販デジタの「デザインシミュレータ」ならフォントが全て無料で使えてそのままグッズが作れます。ぜひお試しください。
※補足
紹介したフォントは主にリニューアル後のデザインシミュレータで使えるフォントです。
2023年12月現在は一部商品のみ対応しています。他商材のデザインシミュレータのリニューアル予定は印刷通販デジタの最新情報にて随時お知らせいたします。