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制作のポイント

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印刷通販デジタの印刷物の制作する際のポイントを書いた記事をまとめています。
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シール・ステッカーの仕上がりを決める「納品形態」とは?

今回はシールやステッカーの仕上がりのカタチをカスタマイズする注文「納品形態」についての制作のポイントを紹介します。 納品形態とは? チラシや名刺のカタチは誰もが思い浮かぶ四角形ですが、シールには定番と言えるカタチがありません。 用途によってそれぞれ適した仕上がりのカタチが求められます。この仕上げの種類を指定する事を「納品形態」といいます。 今回はシールの4種類の納品形態のご紹介と、それぞれのカタチによって定められたルールをかんたんに説明します。シール・ステッカーのデザイン

ハーフカットとは?制作のポイントとルール

今回は「ハーフカット」についての制作のポイントを紹介します。「はじめて聞く」という方も多いかと思いますがシールやステッカーの加工方法として、とても多く使われる手法です。 シールやステッカーのカットには上図のように2種類あり、それぞれ希望の見た目に合わせて使い分けます。1枚ずつ販売されている一般的なステッカーはカットラインに合わせて、剥離紙(台紙)ごとカットしています。カットラインについては以下の記事で解説しています。 これに対してハーフカットは剥離紙を残した状態で、シール

カットラインの作り方

まずはじめに、カットラインの説明をします。 名刺やチラシ、冊子のような印刷物は断裁機でまとめて裁断するためトンボを使用して断裁位置を指定します。 しかし、シールやステッカーのような既定のサイズもなく、デザインに合わせた自由な形状で作られている印刷物では、データからカットの形を指示している線を読み取ってカッティングマシンでカットします。その線のことをカットラインと言います。 機械は従来のトンボではなくカットラインとして指定されたパスを読みとるので、使用するソフトがIllust